暑熱順化トレーニングは身体の表面体温でなく、体内の温度、つまり深部体温を測りながら行わないと、正確な管理・制御ができないと言われる。表面体温は外気温や発汗などの影響を受けやすいからだ。
ところがCOREはチップ状のセンサーを身体の表面に着けてセンシングする。表面温度を測定するだけで深部体温がわかるのだろうか?
その答えはこうだ。
COREのセンサーはただ表面で体温を測っているのではなく、熱エネルギーの移動を計測・制御する熱流束技術を応用して、体内と表皮の熱の移動を計測する。そして計測データを基に、独自開発したアルゴリズムで身体の深部温度を導き出している。このアルゴリズムは、AIに膨大なデータを読み込ませることで開発されたという。
グラフは被験者がCOREとeピル(※呑んで体内で計測するピル上センサー)の深部体温センサーを同時に使用し、COREが割り出した「深部温度」と、eピルが直接計測した「深部体温」のデータを表示したものだ。
これを見ると、多少のズレはあるものの、推移は大体一致している。外部の研究機関が検証したところ、精度的に問題なく使えることが認められたという。